facebookに投稿したものをそのままのせますので、ちょっと表現がくだけています。
なぜ蘭Rを作ろうと思ったのか。(これまでの製作分とすみわけを行うので、ClaytoneRに呼称を変更します。)
優しい息で簡単に吹ける入門用のオカリナから卒業して、もっと歌えるオカリナをとの相談はよくあります。
4Cnaturalもそんな調律で入門用として定評のあるオカリナにできるだけ近づけて作っています。
水平奏法というか、オカリナの角度を変えなくても、言ってみればソプラノ管と同じように吹ければとっつきやすい。
ソプラノ管で胸に引きつけるものもありますよ。
全部がそうではないからややこしい。
基本 4C(AC)管はそう簡単ではない。
肘を引いて歌口を胸に引きつけることによって本領を発揮するオカリナが多いのも事実。
音色に憧れてforteを購入したけれど、なかなかその音色がでなくて。。。と言われることも多いのです。
中原蘭さんのYouTubeを見てると早いタイミングで引きつけが完了してるので引きつけてないように見えるかもしれないです。
極端な話、彼女が今メインで愛用しているClaytoneを使っても彼女の音色にはなりません💦
宗次郎さんの楽器を使っても宗次郎さんにはならない。
もうここは、奏者の問題。
自分、よく奏者側の問題なのか、楽器側の問題なのかと分けて考えます。
作り手としては、蘭4Cforteは決して難しいオカリナではなく、息をうまくコントロールして、速い息を使える奏者には高い表現力を発揮してくれるオカリナと自負しています。
ただ、奏法の違いでそのポテンシャルを引き出せない場合、どうしたらいいのか?
ずっとそれを気にしていました。
ほんとだったら、もう1、2年早く蘭Rを作るべきだったと思っていますが、まったく余裕はありませんでした。
入門用でお勧めのオカリナを推奨しても、講師の先生は自分のコンサートではその楽器は使わないとしたらその理由は?
講師が奏者として求める表現に適した楽器ではないからという理由かも知れません。
で話を戻します。
正直、中原蘭さんが蘭Rを求めてるわけではないです。
中原蘭さんが今のforteが好きだからそれでいいのです。
これは製作者として、自分の我儘です。
が、洋介Rではダメなんですよね。
あくまでもこれまでの、蘭やrancoroでの、改善点を含めたノウハウの結晶なんだから。
オカリナ奏者中原蘭の音色に少しでも近づきたいというニーズに対する、製作者としてのアンサーが蘭R。
水平奏法か少し角度を変えただけで、楽にclaytoneらしい音色で演奏できる。
ありそうでない、ある意味画期的なオカリナと思っています。
いつも我儘を聞いているので、今回は我儘を言わせてもらってるかも🤣
楽に吹けちゃうので、作った人間がビックリしちゃったりしましたが、指位置を修正して、調律も奏法でシビアに決まるよう調整します。
従来の方向性はもちろん、大切に作り続けたいので、メインであることは変わりません。
蘭を使いこなしてる人には必要ないですよ💦
なのに、なぜ欲しがる💦
ClaytoneRは一般うけしやすいと思います。
吹きやすいのが売り。
多分、こっちのが売れる🤣🤣
でもそうなっては本末転倒かなw
吹きやすい=表現力が高い ではないので。
ClaytoneRの表現力の評価をするのは、少し先になります。
ということで当面は予約販売にはしません。
ClaytoneRが主流になって、そのために製作に追われるようになってはいけないと思っています。
コンスタントに月10本くらい作っていこうと思います。
見かけたら試奏してみてくださいね🎵
現物販売「Now on sale」では取扱します。
(という紆余曲折を経て、ClaytoneRという名称にします。)