初めてのオカリナでよく質問されることを書いてみました。

【質問】

 オカリナを始めたいのですが、初めてのオカリナを選ぶ ポイントは何ですか?

【回答】 
 1.オカリナの種類(調)は4C(アルトC・ACとも言われます)をお勧めします。
  ハ長調のオカリナです。
  実音は小穴を塞がないと、順にド・レ・ミ・ファ。。。の運指になります。
  販売されている伴奏音源が一番多いことがポイントです。

 2.始めた時はなかなか高い音、4Cではミ・ファを綺麗に吹けなくてそちらに頭がいってしまうのですが、
  実は低い音、ラ・シ(小穴を塞ぐ)の音程が下がりきらないオカリナが多いので注意が必要です。
 (Claytoneはその点に注意して製作しています)

  移調楽器なので、調によってオカリナの大きさが異なり、4Cが一番難易度が高いのかもしれません。
  が、これを基本としてオカリナに親しんでください。
  教室によっては3F(ソプラノF・SF)を使うところもあります。

 3.必要とされる息圧についてはメーカーによってかなり異なります。
  できることなら試奏でき、オカリナに詳しい方と選ぶのが良いと思います。


  Claytoneでは、初心者の方にはnaturalもしくはmidiumをお勧めしています。

  forteは吹き手を選ぶ、プロモデルです。
  強い息から弱い息まで、コントロールできて初めてその表現力を発揮します。

  求められる息圧・息の速さがないと本来の音色になりません。

【質問】
 オカリナの種類について教えてください。

【回答】
 1.メーカーによって呼び方が異なりますが、調については基本は、C・F・Gで、各々、
  「ド」の運指で押さえた場合の実音が「ド(C)」・「ファ(F)」・「ソ(G)」となる3種類です。

  音程の高いものから

  1C(ピッコロ・ソプラノC・SC)  2G(ソプラノG・SG)  3F(ソプラノF・SF)  4C(アルトC・AC・5C)
  5G(アルトG・AG) 6F(アルトF・AF・テナーF・TF) 7C(バスC・BC)

  基本となる4Cからオクターブ高いものが1C  逆にオクターブ低いものが7Cです。
  同様に5Gからオクターブ高いものが2G   6Fからオクターブ高いものが3Fです。

 2.3F用の音源は4C用の次に多いので、2本目は3Fを選ぶ方が多いようです。
  もちろん、3Fの音源は6Fでも合います。
 
【質問】
 楽譜が読めないのですが、オカリナはできますか?

【回答】
  楽譜が読めなくても、うまい方はたくさんいます。オカリナの楽譜には、音名がカタカナでふってある
  ものもたくさんあるので、そういう楽譜集を選ぶといいでしょう。
  ふってないものは、音名を書いて覚えましょう。自分で書くことで、楽譜が読めるようにもなります。

【質問】
 オカリナ上達のコツはなんですか?

【回答】
 1.練習あるのみ!!と言っては身もふたもありませんが。。。。。正しく練習することは不可欠です。

  「正しく」がポイントです。オカリナをご購入された方で、「私15年やってます」という方からクレーム
  がきたことがあります。

  「オカリナが悪い」と。。。。吹き方をみると、右手の指がかぶっている、
  両方の親指が邪魔をしてい
てレから上の音程がさらに下がっているという状況でした。

  これでは、正しい音程で吹けるわけがありません。
  しかも、自分の音程がずれていることが自分でわからない。

  残念ですが、これでは何年一所懸命
に練習しても、決して上達することはありません。

  その点をレクチャーして、教えて差し上げても、「ずっとそれでやってきたので、直すつもりもない」と
  言われたのであきらめました。

  冗談のような話ですが、実話です。

 2.習う場合、基本を重視して教えてくれる先生に師事すること。
  基本の基本、構え方・指の置き方・離し方、ロングトーン、タンギングのこつ、この辺をしっかり教えて
  くれて、ちゃんと演奏できる
  先生に習いましょう。(自分で演奏して聴かせてくれる方)

  実力もなく、講師の権利を買ったような方の教室にいてもうまくなりません。

  良い音色をきくだけで勉強です。そして上達します。良い音色をきける環境が大切です。
  良い先生は、独りで練習するときのこつも教えてくれますよ。

  アンサンブル中心の教室では、半年も同じパートだけをやるところもあるようですが、発表会の合奏
  はうまくいっても、個人の力を伸ばすのは難しいでしょう。

 3.耳を鍛えること
  正しい音感を身につけてください。自分で教える場合には、音程についてはやかましく言います。
  うまくなってほしいからです。自分で音程の狂いに気づけば、修正も出来、音程も安定します。
  チューナーの活用も大切です。
  1曲通して吹けるようになったら、録音して自分で聴いてみましょう。これも上達には効果的です。

  うまくなれば、もっとオカリナが楽しくなるのですから。

【質問】
 購入したのはいいのですが、やっぱり無理そうなので 返品できますか?


【回答】
 1.Claytoneでは、到着後、1週間以内の返品はお受けしていますのでご安心ください。
 2.息圧の合わない場合も、1週間以内であれば交換をお受けしています。

   その際、発送・返送の送料、および返金の手数料はご負担いただきますので、ご了承ください。

【質問】
 小穴の位置について教えてください。

【回答】
 1.Claytoneは、ナイトさん、POPOLOさんと同じ小穴位置で通常製作しています。

  右手、左手の中指の先に小穴があります。海外メーカーでも、フォーカリンクさん、
  TNGさんなど、多くのメーカーがこの位置です。

 2.ティアーモさん(旧運指)は右手、中指・人差し指の先、カンターレさんは右手中指、左手薬指の先に小穴があります。
  
  オプション扱いになりますが、この小穴位置でも製作をお受けしています。





 オカリーナホームページさんのオカリーナQ&A とても参考になります。

 是非参考になさってください。